海外で流行りつつあるアミューズメント・レストラン
弁理士の富田です。
まずは下のYoutube動画をご覧ください。
この手のアミューズメント・レストランが
海外で流行の兆しをみせていると言われています。
見てのとおり
拡張現実の技術を導入した
新しいタイプのレストランです。
お皿などの上に表示される3D映像(拡張現実)は、
プロジェクターを利用してテーブル上に投影されています。
この新しいタイプのアミューズメント・レストランは
いまのところ、日本ではまだ見かけることはありませんが
いずれ日本でも(近いうちに)誰かが始めると思われます。
さて、この拡張現実を食事の場に導入するといったアイデアは、
実は、2012年に米国のディスニー社が米国特許を取得しています。
※ 下の画像をクリックすると権利内容の全文が見れます。
上の画像を見ると、
一部カットされたケーキの表面上に、『人』や『木』が
プロジェクターによって投影され、拡張現実されているのが分かります。
権利内容の要部となっている箇所を要約すると、
・フードプロダクトの投影面上に、3Dマッピングによって、拡張現実用の画像を投影する。
・フードプロダクトの投影面が変化した場合には(食べたり切ったりなどして)、それに合わせて投影画像を変化させる。
といった内容になっています。
ここでいう「フードプロダクト」とは、
上の画像に見られるようなケーキなどの『食べ物』を指していますから、
Youtube動画にあるような皿などの『食器類』の上に画像投影した場合には、
権利に抵触することはないものと思われます。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
- 国際弁理士事務所 代表弁理士
- ■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
【富田弁理士への問い合わせ先】
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