角っこにショックアブソーバーが付いたスマートフォンについて、米国アップルが特許取得
弁理士の富田です。
基本的に、スマホはケースに入れません。
傷つくのはイヤですが、それ以上に、被せたケースによってゴツくなるのがイヤだからです。
しかし、何万円も出して買ったスマホを落下させて
画面にヒビが入ったり、破損するのは避けたい...。
そんなワガママな思いを満たすスマホについて
米国アップルが特許を取得したので、
今回はそれを紹介したいと思います。
※画像をクリックすると全文PDFが見れます。
アップルが取得した米国特許「Electronic Device Housing」は、
スマホなどの携帯端末を落下衝撃等から保護する機能を備えています。
このデバイスは、
上の要約に図示されるように、
4つのコーナー部(角っこ)のそれぞれにショックアブソーバー(16)を具備していて、
各ショックアブソーバー(16)は、
落下等を加速度センサによって検知すると、
要約の右図に示すように、突き出るようになっています。
また下の図に示すように、
角っこの各ショックアブソーバー(16)には、2枚のバンパークッション(24)が設けられています。
スマホが落下した際などには、
2枚のバンパークッション(24)が互いに離れる方向にパッと展開して、
落下衝撃等を緩和するようになっています。
これなら、落下時の衝撃からスマホを保護できることは勿論のこと、
2枚のバンパークッション(24)によって画面のひび割れなどを防ぐこともできそうです。
なお、
各ショックアブソーバー(16)が具備する2枚のバンパークッション(24)は、
浮力のある材料で構成してもよく、
これにより、スマホの水没をできるのだとか。。。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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