グーグルが申請している最新の米国特許出願、まさにミッション・インポッシブルの世界
弁理士の富田です。
「ミッション・インポッシブル」という映画をご存知ですか?
たしか正確な映画タイトルは、「ミッション・インポッシブル・ゴーストプロトコル」だったと思いますが、
そのなかで、秘密道具の一つとして、カメラ内蔵コンタクトレンズが登場します。
見ていた当時は、「んなアホな…」という思いで見てましたが、
今年の4月10日に米国で公開されたグーグルの米国特許出願によれば、
実現できるらしいです。
それがコチラの米国特許出願。
この米国特許出願で申請されている内容というのは、
・レンズ装着者が見ている風景に対応する画像データを生成する撮像素子と、
・この撮像素子からのデータを処理するプロセッサと、
を有するコンタクトレンズ、
といった感じの内容になっています。
まさに、カメラ付きのコンタクトレンズですね。
スパイ映画に出てくるような内容です。
それで、このコンタクトレンズ式のスパイカメラの肝心の構造ですが、
グーグルの米国特許出願によれば、
一例として、次のような構造を採用することを検討しているようです。
上の図を見ていただくと、概要は分かると思いますが、
左右それぞれのコンタクトレンズに、
・複数の撮像素子(210A)-(210F)、
・制御回路(290)、
・センサー(215)
を具備させることを想定しているようです。
将来は『撮影禁止』対策についても、
見直しが必要になりそうです。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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