ビットコイン、最近よく耳にするようになりましたが…

02.25


ビットコイン、最近よく聞くようになりましたが…
実はアルファベットの『BITCOIN』は、すでに商標登録されています。

弁理士の富田です。

 

ビットコイン。
詳しくは知らないけど聞いたことはある、といった人は多いと思います。
ビットコインとは、ざっくりと言って、インターネット上のみに存在する仮想通貨のことを指します。

 

米国では、間もなく、このビットコイン専用のATMが設置されることになっており、
この種のATMが、やがて、ヨーロッパやアジアにも普及することが予想されています。

 

このように、ビットコインの利用は世界中で広まりつつあるわけですが(不安な報道もありますが)、
日本国内でのビットコインの普及に関しては、一つ気になることがあります。

 

それは、アルファベット表記の『BITCOIN』がすでに商標登録されていることです。
その概要は次のとおりです。(権利内容の全文PDFはコチラ

 
登録商標:BITCOIN
商標権者:株式会社TIABANNE
申請日:2011年10月4日
登録日:2012年4月6日

 

申請日から判断して、明らかに仮想通貨の「ビットコイン」を意識した商標登録申請だといえるでしょう。
申請日がいまだったら、その著名性ゆえに、商標登録することはできないはずです。
2年前だから登録できたのでしょう。

 

なお、今現在のところ、
この『BITCOIN』の登録商標について権利侵害の問題が生じているといったことは聞いていませんが、
ビットコインが日本でより一層普及した場合、この『BITCOIN』の商標権が、何らかの争いを招く可能性を否定できません。

 

いずれにしても、仮想通貨の取引等に関与する事業者の方は、
『BITCOIN』が登録商標であるという事実について留意すべきであるといえます。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ コンピュータハードウェア、ナビゲーションシステム、メカトロニクス、医療機器、内視鏡、ビジネスモデル、土木技術、掘削装置などの特許技術を担当。
■ 特許の権利化業務では、国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

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