ヘルメット型のヘッドレストを備えた機内座席!? エアバスが米国特許を取得…
弁理士の富田です。
飛行機の座席、とくにエコノミークラスの座席というのは、
プライバシーに配慮した設計にはなっていません。
そのため、絶えず周囲(隣の席など)に気を使わなければならず、
結果として、ストレスがたまることになります。
しかし、
2014年にエアバスが取得した米国特許権によれば、
このようなストレスから少しは解放される(?)ようになるかもしれません。
※ 画像をクリックすると、権利内容の全部PDFが見れます。
公開されたこの米国特許権の開示内容によれば、
機内座席のヘッドレスト部分に『ヘルメット』が開閉可能に装着されていて、
ヘルメットが開いた状態では
乗客が自由に座席に座ったり立ったりすることができ、
ヘルメットが閉じた状態では、
着席した乗客の頭部領域を覆うようになっています。
このヘルメット構造は、
衝撃等から頭部を保護するようなものではなく、
乗客の頭部を周囲環境(隣の座席など)から隔離するために設けられており、
これによって、
乗客がリラックスしてストレスから解放されるのだとか。
斬新な発想だと思いますが、
ずいぶん息苦しそうだなぁ、
と思うのは私だけでしょうか…。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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