米国で人気のGoPro用の一脚『Quik Pod』、その特許権の内容とは…
弁理士の富田です。
さて、前回に続いて、今回も、アクションカメラ『GoPro』関係の話題です。
今更言うまでもないのですが、
アクションカメラの『GoPro』を使うと、
こんなに素晴らしい動画を撮影できます。
このGoProを使った自撮りには、通常、一脚(ポール)を利用するわけですが
米国で人気なのが『Quik Pod』です。
今回は、そのQuik Podの米国特許権を紹介します。
上の画像には、要約が記載されていますが、それを見ますと、
ハンドグリップと、カメラ支持部と、伸縮可能なポールと、を備えた一脚、
という広い内容について特許権が取得されているように見えます。
しかし、権利内容の全文を分析すると、実際には、
カメラ支持部に自撮り用のミラー(39)を装備していることが、特許権の特徴の一つに含まれており、
権利内容はそれほど広くないことが分かります。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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