スマホのロック画面の解除に関するアップル社の最初の特許権。
弁理士の富田です。
さて、前回の記事では、
iPhoneのロック画面の解除に関する最新の米国特許権を紹介しました。
今回は、アップル社が米国で最初に取得した
ロック画面解除に関する米国特許権を紹介します。
上記の米国特許は、
2005年に米国で申請され、
2010年に特許権として登録されました。
iPhoneのロック画面解除に関する
第1号の特許権と考えられます。
この第1号特許で権利化されている内容をざっくりと言うと、
・タッチスクリーンを備えるデバイスのコントロール方法であって、
・画面ロック状態にあるときに、ユーザによるタッチ操作を検知し、
・ユーザによるタッチ操作に従って、画面上に表示された所定方向に添ってロック解除画像を動かし、
・ユーザのタッチ操作が所定のジェスチャーである場合には、ロック画面を解除し、
・ユーザのタッチ操作が所定のジェスチャーでない場合には、ロック画面を維持する、
といった感じになっています。
アップルは、
この特許権の内容に満足しなかったのか、あるいは、
ロック画面の解除操作を特許権でガチガチに固めたかったのか、
このあと、さらに3件の米国特許を取得することなります。
前回紹介したアップルの米国特許権は、
その4件目の最新の特許権になります。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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