Amazonが特許出願した「近接したスマホ間でのデータのシェア方法」が画期的。
弁理士の富田です。
目の前にあるスマホやタブレットにデータを送る方法。
いろいろなやり方がありますが、
なんだかんだいって、私の場合は「LINE」や「メール」でやることが多いです。。。
このように「LINE」や「メール」を使ってデータをやりとりする方法でも、
特に不便を感じることはありませんでしたが(今のところ)、
近接させたスマホ間で、より直観的に、より素早く、
画像やPDFなどのデータをやり取りする方法が
Amazonによって特許出願されたので、
今回はそれを紹介したいと思います。
※ 下の画像をクリックすると全文PDFが見れます。
特許出願された内容をざっくりと説明すると、
・スマホやタブレットなどの複数台の携帯デバイスを、(上に示すように)所定距離内で近接させ、
・送信元の携帯デバイスにおいて、送信するデジタルアイテム(例えば画像データ)を選択し、
・近接させた複数台の携帯デバイス(送信元と送信先のデバイス)を横切る方向に「指」を動かして、
・送信先の携帯デバイス上で「指」のタッチ接触(ジェスチャー)を検出し、
・当該送信先の携帯デバイスに向けて、デジタルアイテムに対応するデータを送信する、
といった感じになっています。
つまり、
送信元のデバイスから、送信先のデバイスに向けて、
デジタルアイテムを送り出すようなジェスチャー操作を行う(指を動かす)ことで、
目的のデジタルアイテムをやり取りできるようになる、
というような特徴になっています。
これもアプリ特許の一種と言えます。
送信元・送信先の携帯デバイスが、近くにある場合には、
LINEやメールでやり取りするよりも、
直観的に且つ素早くデータを送ることができそうです。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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