複数台のスマホをマスター・スレーブ化させて撮影する特許技術

複数台のスマホをマスター・スレーブ化させて撮影する特許技術

弁理士の富田です。

 

今日は、2011年に米国で特許出願された
『複数台のスマホをマスター・スレーブ化させて撮影する方法』
を紹介したいと思います。

 

出願人:Apple Inc.
発明の名称:illumination system
特許出願日:2011年11月10日
(申請内容の全文PDFはコチラ

 

Appleの米国特許出願

Appleの米国特許出願

 

 

申請内容をざっくりと要約しますと、
・複数台のスマホをマスター・スレーブ方式で連係させ、
・スレーブ側のスマホの光源をリモート方式で起動させ、
・マスター側のスマホで撮影する、
といった内容になっています。

 

つまり、スマホ同士を連係させて撮影する方法ですね。
たぶん専用のアプリをつかうのでしょう。
実用性はともかく、スマホの弱点である「光量の貧弱さ」を補えるという
メリットがあり、新規性のあるアイデアだと思います。

 

なお、この特許申請にはプログラム発明は含まれていませんが、
方法発明が含まれているので、実質的に、アプリ特許として
捉えることもできると思います。

近いうちに、この種のアプリが提供されるかもしれません…

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272     FAX: 03-3508-2095
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【代表者】弁理士 富田 款

 

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