『進撃の巨人』と『進撃の阪神』、その商標登録申請の行方はいかに…
弁理士の富田です。
進撃の巨人。
講談社から出版されている漫画雑誌などに掲載されている、
超有名な漫画作品のタイトルです。
実はこの『進撃の巨人』、下記のとおり、
平成25年9月2日に商標登録申請されています。
すでに申請から1年以上が経過していますから、
登録の可否に関する審査結果がもう通知されてもよい頃なのですが、
なんらかの理由で審査に時間がかかっており、
いまだ審査は継続されています。
それはさておき、
この漫画作品『進撃の巨人』の商標登録申請に続いて、
『進撃の阪神』が商標登録申請されていることが判明しました。
この『進撃の阪神』というネーミング、
現在、特許庁でその商標登録の可否について審査が進められているものの、
まだ結論には至っていません。
『進撃の阪神』と『進撃の巨人』とは
その外観上の違いや発音の違いは明らかであるものの、
漫画タイトル『進撃の巨人』の著名性を利用したものであると思われ、
その点を特許庁がどのように考慮するのか、気になるところです。
登録の可否に関する審査結果が出たら、
このブログであらためて紹介したいと思います。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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