暗い夜道での不安な一人歩き。そんな女性を見守るアプリ特許。

暗い夜道での不安な一人歩き。そんな女性を見守るアプリ特許。アップルが米国で特許申請。

弁理士の富田です。

 

暗い夜道での不安な一人歩き。
女性なら誰しもが不安なはずです。
最近では物騒な事件も多くなっていますし…

 

最近米国で特許申請されたこのスマホアプリなら、
そんな女性の不安を解消できるはずです。

 

特許申請者は米国のアップルで、
その概要は下の画像のとおり。(申請内容の全文PDFはコチラ。)

特許出願人:Apple Inc.
発明の名称:Mobile Emergency Attack and Failsafe Detection
特許出願日:2012年

 

アップルによるアプリ特許の米国特許出願

アップルによるアプリ特許の米国特許出願

 

この特許の特徴を一言でいうと、
スマホユーザに危険が及んだ場合に
そのスマホが自動的に通報してくれる、
といった内容になっています。

 

では具体的にどのように通報するのか。

 

分析してみたところ、その通報の仕組みというのは、
おおむね次のような感じになっています。

 

・このアプリを起動させると、スマホが『警戒モード』で待機し続け、

・警戒モードの間は、マイクや加速度センサーなどによって、落下衝撃や異常音の発生など検知し、

・そのような落下衝撃や異常音の発生を検知した場合には、スマホが『通報モード』に自動的に切り替わり、

・その通報モードに切り替わったときに、自動的にタイマーを作動させ、

タイマー作動後の所定時間内に特定の入力(例えば通報中止の入力)が無い場合には、自動的に所定の宛先に通報する

とった内容になっています。

 

通報先として考えられるのは、
常識的に考えて、警備会社や、家族、友人、といったところでしょう。

 

近い将来、夜道の一人歩きを
スマホが見守ってくれるようになるかもしれません。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272     FAX: 03-3508-2095
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【代表者】弁理士 富田 款

 

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