スマホなどに標準装備されている『イヤホンジャック』、その起源は…

05.27


スマホなどに標準装備されている『イヤホンジャック』、その起源は…

 

弁理士の富田です。

 

スマートフォンやタブレット端末などの最新電子機器は、
最新テクノロジーのかたまりなわけですが、
1つだけ100年以上前からほとんど変わらない部品があります。

 

それが『イヤホンジャック』です。

 

そこで、今日は、
『イヤホンジャック』とそれに差し込む『プラグ』の起源ともいえる
米国特許を紹介したいと思います。

 

イヤホンジャックとプラグに関する米国特許

 イヤホンジャックとプラグに関する米国特許 

 

この米国特許は、今から118年も前の1898年に米国特許権として登録され、
・『スプリング・ジャック』と呼ばれる板バネ内蔵の差し込み口(図面左側)と、
・それに差し込む『プラグ』(図面右側)
のコンビネーションに関する発明が記載されています。

 

上の図面右側に描かれたプラグは、
・チップ(e)
・リング(f)
・スリーブ(g)
を具備しており、
今から100年以上前に、3極のフォーンプラグの原型が完成していたことが分かります。

 

ちなみに、
この米国特許が申請されたのが、1895年11月29日、
審査を経て権利化されたのが、1898年1月4日。

 

つまり、100年以上前の米国特許庁でも、
権利化までに2年以上の審査期間が必要で、
特許の審査にそれなりの時間を費やしていたことがわかります。
(現在の日本の特許庁でも、審査請求から最初の審査結果の通知まで2年程度かかります。)

 

なお、本日紹介した米国特許の全文PDFはコチラから。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ コンピュータハードウェア、ナビゲーションシステム、メカトロニクス、医療機器、内視鏡、ビジネスモデル、土木技術、掘削装置などの特許技術を担当。
■ 特許の権利化業務では、国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

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