知っておきたいFIFAワールドカップの『トロフィー』に関する知的財産権

06.12


知っておきたいFIFAワールドカップの『トロフィー』に関する知的財産権

 

弁理士の富田です。

FIFA ワールドカップ、ブラジル大会、
本日、6月12日から始まりましたね。

というか、始まったらしいです…。

待ちに待ったという方も多いと思いますが、
残念ながら仕事の期限がギュウギュウで一切見ることができない予定です。

 

さて、ご存知のとおり、
このワールドカップで優勝した国には、
あの有名な金色に輝くトロフィーが贈られます。
(下の画像はwikipediaより引用)

 

FIFA_World_Cup_Trophy_2002_0103

 

この世界的に有名な『FIFAワールドカップトロフィー』ですが、
この時期になりますと、
どこで作られたのか、置物やストラップなどのカタチで街中で見かけることがあります。

手に取ってよく見てみると、
『FIFA』とか『ワールドカップ』といった記載はないものの
形状は本物そっくりで、非常に精巧にできています。

 

このようなFIFAワールドカップトロフィーの『形状だけ』をパクる行為が
果たして法的に許されるのか否か…。

 

実は、このFIFAワールドカップのトロフィー、
立体商標』という新しいタイプの商標として権利登録されています。

トロフィーの立体形状そのものが、いわゆる商標登録された『トレードマーク』なわけです。

下がその権利内容の概要。

 

FIFAワールドカップトロフィーの立体商標権

 FIFAワールドカップトロフィーの立体商標権 

 

そして、権利内容の指定商品を見てみますと、
ストラップは無いようですが、
トロフィー、キーホルダー、置物といったものが、
この立体商標権で保護される商品として指定されています。

 

したがって、
FIFAワールドカップのトロフィーのデザイン(つまり外観だけ)を置物やその他の小物などに転用し、
それを製造販売しようとしている方は、
このFIFAの立体商標権に抵触しないように注意する必要があるといえます。

 

なお、本日紹介した立体商標の権利内容の全文PDFはコチラから。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

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