マルチタッチジェスチャー機能付きのキーボード、マイクロソフトが特許申請

マルチタッチジェスチャー機能付きのキーボード、マイクロソフトが特許申請

 

弁理士の富田です。

 

iPadには『マルチタッチジェスチャー』と呼ばれる機能が付いてます。

複数の指で画面上をタッチすることで、
様々なアクションが行える便利機能のことです。

 

この便利機能が使えるのは、
いまのところ、iPadなどの携帯型端末に限られますが、

 

この便利機能を『パソコン用のキーボード』で可能にするアイデアが
マイクロソフトによって米国で特許申請されたので、

今回はそれを紹介したいと思います。

※ 画像をクリックすると申請内容の全文PDFが見れます。

 

マイクロソフトの米国特許申請

マイクロソフトの米国特許申請

 

この米国特許出願で申請されたキーボードでは、
キーボードのキーの一つ一つがタッチセンサーを具備していて、

キーの表面上を指で触れてなぞるようなタッチ操作を
検出できるようになっています。

 

つまり、『タッチパッド機能を備えたキーボード』といったところでしょうか。

 

このように、
キーボードのキーの一つ一つにタッチセンサーを具備させることで、

例えば、下の図に示されるように、
キーボード上で指を左方向にスワイプさせることで、
『Backspace』を実行させることができ、

また例えば、
キーボード上で指を右方向にスワイプさせることで、
『Tab』を実行させることができます。

 

US20140078063-4

 

つまり、該当するキーをいちいち押さなくても、
マルチタッチジェスチャーによって
特定の操作を実行できるようになります。

 

指でなぞるだけでBackspaceを実行できるキーボード、
わたし的にはかなり興味があるので、
一刻も早く市販してほしいものです。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。

虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272     FAX: 03-3508-2095
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【代表者】弁理士 富田 款

 

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