スマホやタブレットなどの携帯端末、背面側の有効利用が始まるのか…
弁理士の富田です。
スマホやタブレットなどの携帯端末の背面側(うしろ側)といえば、
いままでは、単に指を添えるだけの『持つ場所』に過ぎませんでしたが、
最近では、
携帯端末の背面側を機能的に有効活用するような特許を見かけるようになりました。
今日紹介する米国特許は、その一つです。
※ 画像をクリックすると、権利内容の全文PDFが見れます。
この米国特許権の開示内容によると、
携帯端末の背面側の内部には、
Fig.10(右図)に示されるように、複数センサー(177)が配置されています。
この複数センサー(177)は、
携帯端末の裏側に添えられた指を検知するためのもので、
端末裏側の縁に沿って列をなすように配置されています。
この携帯端末のユーザが、
背面側に指を添えると、対応する位置にあるセンサー(177)がそれを検知し、
それによって、Fig.9(左図)に示されるように、ディスプレイに『指のゴースト画像』が表示されます。
この機能によって、
ゲーム操作やビデオ画面の操作の際に
画面表示を全く遮ることなく操作できるようになるのだとか。
次世代のiPhoneやiPadに付いてきそうな機能ですね。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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