ロイヤルティとは

08.05


弁理士の富田です。

『特許権のロイヤルティって、いくら位が相場ですか?』
わたしがよく受ける質問です。

はじめに『ロイヤルティ』とは何ものなのかについて説明します。

『ロイヤルティ』とは、特許の場合でいえば、
特許発明を保有する企業等からその特許技術の使用許諾を受け、
その特許技術の利用に対して支払う実施料のことをいいます。

このロイヤルティの額は、当事者間で自由に決めることができ、
また、何%という決まった相場があるわけではありません。

しかし、ロイヤルティの算出に関する一般的な考え方としては、
次の式が挙げられます。

ロイヤルティ = 対象製品の販売価格 x ロイヤルティ率

ここで一番問題になるのが『ロイヤルティ率』です。
当然ですが、ロイヤルティ率によってロイヤルティの額が変わってきます。
これが何%になるかは交渉次第です。

ただし交渉の際の判断材料としては、
発明協会が発行している『実施料率』が参考にされることがあり、
また、特許権の損害賠償請求訴訟において裁判所が決定したロイヤルティ率が参考にされることもあります。

なお、参考までに申し上げますと、
ロイヤルティ率の平均値は、3.9%であり、技術分類別にみると、
『建造物』が5.2%と最も高く、次いで『成形』『バイオ・製薬』が3.8%という結果になっています。

なお、これはあくまでも参考数値であり、
実際にロイヤルティ率を決定するにあたっては、
代替技術の有無や、特許技術の革新性など、様々な事情を考慮に入れて決定されます。

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ コンピュータハードウェア、ナビゲーションシステム、メカトロニクス、医療機器、内視鏡、ビジネスモデル、土木技術、掘削装置などの特許技術を担当。
■ 特許の権利化業務では、国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

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