アプリ特許 (その2)

08.14


アプリの特許出願

アプリの特許出願

弁理士の富田です。
不定期にですが、アプリ関係の特許出願を独断と偏見で選んで紹介しています。

この特許出願は米国企業によって申請されたゲーム関係のアプリ特許出願です。
ユーザが選んだ外部音声をiPHONEなどの携帯型端末に入力して、
ゲーム音響を好きなようにカスタマイズできるようになっています。
また、ユーザが入力した外部音声の音響特性に基づいて、
ゲームのグラフィックに変化をもたらすようになっています。

つまり、ユーザが端末にインプットする音響特性に応じて
ゲームの視覚効果を変えることができるようになっています。

この種のゲームアプリは、
特許の世界では『コンピュータ・ソフトウェア関連の発明』(いわゆるCS関連発明)の一種として扱われるため、
特許申請したアプリが、特許を受けることができる発明であるためには、
ソフトウェアによる情報処理が、ハードウェア資源を用いて具体的に実現されている」ことが要求されます。

この点、本日紹介するアプリ特許出願では、
・ハードウェア資源としてコンピュータプロセッサを用いることが具体的に記載され、また、
・このプロセッサにより音響特性を解析することが記載されているため、
『コンピュータソフトウェア関連の発明』の要件を満たしていると考えられます。

なお、この種のアプリの特許を申請する際には、権利範囲(特許請求の範囲)の記載が、
プログラムによって実現される『効果』を主とする記載にならないように注意することが必要です。

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
虎ノ門 富田国際特許事務所
TEL: 03-6205-4272
FAX: 03-3508-2095
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