無人飛行機が品物を宅配する近未来。すでに特許権の争奪戦が始まっている。

12.20


近い将来、購入した品物を無人飛行機が宅配するようになります。
きっと日本では、クロネコマークや飛脚マークを付けた無人機が上空をビュンビュン飛び回ることでしょう。
先行者利益を確保するために、すでに特許権の争奪戦が始まっています。

 

弁理士の富田です。

 

さて、小型の無人飛行機を使った宅配サービスというのを聞いたことがあるでしょうか。
遠い未来のことだと思っていましたが、
米国のamazon.comでは、5年以内に、
この無人機による宅配サービスを開始するといわれています。

 

日本では、法規制があってなかなか実現は難しいと思いますが、
コンビニなどが少なく、交通手段が乏しい地方では、
このような無人機による宅配サービスの需要が見込める思われます。

 

このビジネスにいち早く目を付け、
無人機による宅配サービスのビジネスモデル特許を取得した日本の企業がありました。

 

権利者:中部電力株式会社、ヒロボー株式会社
特許番号:4222510号、発明の名称:無人飛行体による運搬方法

そのビジネスモデル特許の概要は以下のとおりです。(特許権の全文PDFはコチラ

 

無人機を使った配達方法に関するビジネスモデル特許  ※IPDLより引用

無人機を使った配達方法に関する特許   ※IPDLより引用

 

この特許権の内容によれば、
小型の無人飛行機が、購入者の自宅上空まで飛来してホバリング状態で待機し、
荷物を収納した小型コンテナを吊り下ろすのだそうです。

その際、コンテナとともに、暗証番号入力用のダイヤルキーも吊り下ろし、
認証をパスした場合には、コンテナを開放して、購入者が荷物を受け取ることができるのだとか。

 

こんなの無理に決まっているでしょ、
と10年前に思っていた技術が、今では当たり前のように周りに氾濫しています。
きっと、近い将来、沢山の無人機が上空でホバリングしていることでしょう。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ コンピュータハードウェア、ナビゲーションシステム、メカトロニクス、医療機器、内視鏡、ビジネスモデル、土木技術、掘削装置などの特許技術を担当。
■ 特許の権利化業務では、国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

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