もうすぐスマホを使って肥満測定できるようになる!?

もうすぐスマホを使って肥満測定できるようになる!?

弁理士の富田です。

今日は、スマホなどの携帯型情報端末を使った肥満測定に関する話題です。

 

わたしを含め多くの方が、普段、
『体重』に基づいて肥満度合を把握していると思います。

 

しかし、この『体重』による肥満度の測定は、
必ずしも正確であるとは言えません。

 

体重が軽くても、お腹に贅肉が沢山付いていたり、
逆に、体重が重くても、筋肉質で贅肉がほとんどない、
そういったケースでは、体重から正確な肥満度を測定することができないわけです。

 

一方、肥満度を正確に測定できる装置というのは、
病院などに置かれた高価な装置がほとんで、
一般人が手軽に入手できるものではありません。

 

そこで考え出されたのが、
今回紹介する『スマホを使った肥満測定』の関する米国特許出願です。

 

スマホを使った肥満測定に関する米国特許出願

 スマホを使った肥満測定に関する米国特許出願 

 

この米国特許出願で申請されている内容は、

・所定の肥満測定アプリがインストールされたスマホを使って肥満度を測定する方法であって、
・ユーザに対し、体の所定部位にスマホをあてがうように指示し(スマホによる指示)、
・スマホを使ってその体の所定部位にインパクトを印加し、
・そのインパクトに対するインパルス応答を記録し、
・そのインパルス応答を解析することで肥満度を測定する、

といった内容になっています。

 

ここで言っている『インパクト』というのは、
バイブレーションなどの機械的外力を指しているので、
基本的に、現在のスマホの構成で実現可能なアイデアだといえます。

 

スマホをお腹に押し当てて肥満度を管理できるようになる、
そいういった日も近いのかもしれません…。

 

なお、本日紹介した米国特許出願の全文PDFはコチラから。

 

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272     FAX: 03-3508-2095
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【企業名】富田国際特許事務所

 

【代表者】弁理士 富田 款

 

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