3Dプリンタの技術革新と知的財産権

photo credit: kakissel via photopin cc

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弁理士の富田です。

さて、今や個人レベルで入手可能なほどに技術常識となった3Dプリンタですが、
我々の事務所でも、この3Dプリンタを使ったアイデアに関する知財相談が増える傾向にあります。
例えば測量分野への3Dプリンタの応用など、従来では想像もできなかった技術分野に3Dプリンタが応用されるようになってきています。

最近見た記事によりますと、この3Dプリンタは、今や樹脂だけでなく、
チタンやアルミニウム合金などの金属材料を利用した造形にも応用できるようになっているとのことです。
つまり、将来的には、この3Dプリンタを使って、身の回りのほとんどの物が作れるようになるわけです。
今後は、この3Dプリンタを使った新しいビジネスモデルが次々と生まれることでしょう。

そうなると、インターネットを利用したビジネスモデルの特許申請が急激に増加したのと同様に(あれはたしか2000年頃だった)、近い将来、この3Dプリンタを利用・応用したビジネスモデルや発明についての特許申請が一気に増加することが予想されます。

また、上記のとおり、金属材料を利用した造形が3Dプリンタで可能になれば、
これまで想像もできなかった複雑形状のアクセサリーなども増えることが予想されますから、
近い将来、今まで作れなかった斬新なデザインを意匠登録する動きが活発化することでしょう。

いずれにしても、わが国の特許制度や意匠登録制度は、原則として、いち早く申請した者を保護する『先願主義』を採用していますので、革新的なアイデアや斬新なデザインを思い付いた場合には、真っ先に特許や意匠登録を申請するのが得策といえます。

本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所

 

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Author Profile

富田 款国際弁理士事務所 代表弁理士
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。

【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団

【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など

【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。

【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」

【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272     FAX: 03-3508-2095
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【企業名】富田国際特許事務所

 

【代表者】弁理士 富田 款

 

【所在地】〒105-0001
東京都港区虎ノ門 1-16-9 双葉ビル5F

 

【連絡先】
TEL:03-6205-4272 FAX:03-3508-2095
※弁理士 富田に直通です。

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