海外で流行りつつあるアミューズメント・レストラン
弁理士の富田です。
まずは下のYoutube動画をご覧ください。
この手のアミューズメント・レストランが
海外で流行の兆しをみせていると言われています。
見てのとおり
拡張現実の技術を導入した
新しいタイプのレストランです。
お皿などの上に表示される3D映像(拡張現実)は、
プロジェクターを利用してテーブル上に投影されています。
この新しいタイプのアミューズメント・レストランは
いまのところ、日本ではまだ見かけることはありませんが
いずれ日本でも(近いうちに)誰かが始めると思われます。
さて、この拡張現実を食事の場に導入するといったアイデアは、
実は、2012年に米国のディスニー社が米国特許を取得しています。
※ 下の画像をクリックすると権利内容の全文が見れます。
上の画像を見ると、
一部カットされたケーキの表面上に、『人』や『木』が
プロジェクターによって投影され、拡張現実されているのが分かります。
権利内容の要部となっている箇所を要約すると、
・フードプロダクトの投影面上に、3Dマッピングによって、拡張現実用の画像を投影する。
・フードプロダクトの投影面が変化した場合には(食べたり切ったりなどして)、それに合わせて投影画像を変化させる。
といった内容になっています。
ここでいう「フードプロダクト」とは、
上の画像に見られるようなケーキなどの『食べ物』を指していますから、
Youtube動画にあるような皿などの『食器類』の上に画像投影した場合には、
権利に抵触することはないものと思われます。
本日もお読みいただいて有難うございました。