STAP細胞、、、理研より先に開発した者がいたのか!?
デザワ・マリ氏とは…
弁理士の富田です。
連日メディアを賑わせている『STAP細胞』ですが、
開発グループのリーダの小保方晴子さんを発明者の一人とする
国際特許が申請されていることが判明しています。
国際特許の全文PDFはコチラ。 ← 注:131ページ!
その国際特許の出願人や出願日等については、
前回の記事でご紹介しました。
さて、この国際特許出願の内容が掲載された国際公開公報には、
『国際調査報告』と呼ばれる、特許性に関する暫定的な見解が記載された報告書が添付されます。
その国際調査報告の全文はコチラで見ることができます。
この国際調査報告によれば、
理化学研究所等が国際特許出願した『STAP細胞』の技術は、
『US 2011/00706471 A1 (MARI DEZAWA et al)』』の米国特許出願に記載されているから
新規性・進歩性に欠けると、いった報告内容になっています。
その『US 2011/00706471 A1 (MARI DEZAWA et al)』とは、米国特許の公開公報であり、
デザワ・マリ氏(東北大学 出澤真理 教授)ら数名によって、米国で特許申請された発明の公報を指しています。
そのデザワ・マリ氏(東北大学 出澤真理 教授)の米国特許出願の内容はコチラ← 注:71ページ!
・出澤教授の米国特許出願日は、2010年7月14日、
・小保方晴子さんの『STAP細胞』の最先の特許出願日は、2012年4月24日。
もし、上記の国際調査報告の内容のとおり、
『STAP細胞』の技術が、出澤教授の米国出願に既に記載されていたとすれば、
『STAP細胞』の最先の開発者は、この出澤教授ということになるのでしょうか?
この点は、理研が申請している『STAP細胞』特許出願の審査を通じて明らかになると思いますので、
進展があればまたこのブログで紹介したいと思います。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272 FAX: 03-3508-2095
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