米国特許出願にみる『名刺 (Business Card)』の新しいカタチ
弁理士の富田です。
『名刺』というのは、
・一定サイズの四角い紙と
・その紙に書かれた情報
で構成されています。
デザインは変わっても、
その基本的構造は、今も昔も変わりません。
基本的に『紙だけ』でできています。
が、最近、
米国特許出願のなかに、名刺の新しいカタチを発見したので、
今日はそれを紹介したいと思います。
もはや説明するまでもないですね。
USBメモリー付きの名刺です。
関心するのは、その構造的特徴です。
単にUSBメモリー(フラッシュメモリー)を内蔵しているだけでなく、
上の右図に示すように、
折り曲げてUSBポートに差し込めるように、分岐構造を採用しています。
つまり、
普段は、通常の名刺カードとして(他の名刺と一緒に)収納することができ、
必要なときには、上の右図に示すように、名刺をUSBポートに差し込んで、
名刺に内蔵のフラッシュメモリーから情報を読み取ることができるわけですね。
コスト的な問題もあって、すべての名刺をこれに変えることは無いとしても、
重要なビジネスパートナーとの交渉の際などには、重宝しそうな名刺ですね。
今すぐにでも実現してほしい名刺といえます。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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