特許出願で描かれるスマホ用キーボードの未来
弁理士の富田です。
スマホのキーボードといえば、通常は、ソフトウェアキーボード(スクリーンキーボード)です。
というか、現状のスマホではそれしかありません。
しかし、ソフトキーボードは、物理キーボードに比べると、
『クリック感』が全く無いために、その操作感に問題があります。
これは、多くの方が感じていることだと思います。
このような問題に鑑みて、今後は、
スマホ用のキーボードにも徐々に改良が加えられると思いますが、
今日はその一例となる米国特許出願を紹介したいと思います。
上の画像に示すものは、
QWERTY配列のスマホ用物理キーボードに関する米国特許出願です。
伸縮可能なスライド式の筐体を備えていて、
筐体が縮んだ状態では、キーのエッジ部分だけが筐体表面に顔を出し(Fig.1)、
筐体が展開した状態では、キーの表側の全面が筐体表面に顔を出す(Fig.2)
ようになっています。
(申請内容の全文PDFはコチラ。)
ブラックベリーとタッグを組めば、面白くなりそうですね。
このほかにも、
ソフトキーボードの『キー部分』が、必要に応じて盛り上がる、
といった信じられない技術がすでに開発されています。(↓のYOUTUBE画像)
ソフトウェアキーボードが苦手な私にとっては、実現が気体されるアイデアの一つです。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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富田国際特許事務所
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