日本の商標登録のはじまり。商標登録第1号~第4号。
弁理士の富田です。
今日は、
日本ではじめて登録された商標を
いくつか紹介したいと思います。
※ 画像をクリックすると全文PDFを閲覧できます。
上の画像に写っているのは、
日本ではじめて登録された商標の第1号~第4号になります。
出願日が明治17年10月1日。
登録されたのが、明治18年6月2日。
審査期間、約8か月。
いまから130年も前に登録された商標ですが、
審査期間は現在とあまり変わりません。
上の画像は、「商標公報」と呼ばれる官報ですが、
基本的には、現代の商標公報の記載内容と同じ内容です。
ただし、今と違って、
『商標の要部』が掲載されているのが、
興味深いところです。
商標の類似判断の際に
参考にされたのでしょうか。
日本の商標登録制度は、
これらの第1号~第4号の登録ではじまり、
直近の登録状況では、第5683000号に届く勢いです。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
-
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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