ビデオゲームのプレイ内容に応じてストーリーが変わる漫画!?
弁理士の富田です。
ビデオゲーム。
昔ならファミコンなどの、いわゆるテレビゲーム、
今なら、NINTENDO DS や プレステ、
あるいは、パソコンゲームといったところでしょうか。
今日は、このようなパソコンや携帯型ゲーム機でプレイする『ビデオゲーム』に関する話題です。
さて、このビデオゲーム。
当然ですが、一通りプレイを楽しんだら、それで終了です。
あとはゲームのスイッチを切って、片づけるだけです。
ところが、
今日紹介するアップルの米国特許出願によれば、
ビデオゲームの別の楽しみ方が見えてきます。
※ 画像をクリックすると、申請内容の全文PDFが見れます。
この米国特許申請のタイトルは、
『Automatically generating a book describing a user’s videogame performance』
となっています。
意訳すると、
『ビデオゲームのプレイ内容を描写したe-bookを自動作成する方法』
といったところでしょうか。
この米国特許出願によれば、
ゲーム装置側が、ユーザが設定したキャラクターや、ゲームプレイの内容を記録していて、
その記録データに基づいて、漫画風のコミックブックなどを自動作成するようになっています。
作成されるコミックブックの内容は、
実際のゲームプレイの内容に沿ったストーリーになっていて、
ゲーム中のスクリーンショットなども漫画の一部として挿入されるのだとか。
ゲーム終了後に、自動作成されたe-bookを友達と交換できるようになれば、
プレイ内容を友達と共感することができ、盛り上がりそうです。
アップルも色々なこと考えますね。
感心します。ホントに。。。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
-
■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
【富田弁理士への問い合わせ先】
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-9 双葉ビル5F
富田国際特許事務所
TEL:03-6205-4272 FAX: 03-3508-2095
※ 富田弁理士へのEMAILはコチラのメールフォームよりお願いいたします。
最近投稿した記事
- 2024-03-08特許「学習済みモデル」について特許申請する場合に留意すべき明確性要件
- 2024-03-07弁理士 富田款AI技術関連の特許出願におけるサポート要件の理解
- 2024-03-06特許AI技術を活用したレーザ加工装置の特許事例について
- 2024-03-01商標「デコピンくん」商標出願の波紋