テレビやディスプレイに『カメラ』が付いていると、監視されているような気分に…
弁理士の富田です。
最近のテレビやディスプレイのなかには、
カメラなどのイメージセンサーが備え付けられているものがあります。
このイメージセンサーによって
例えばジェスチャー操作などが可能になります。
後付けではありますが、
わたしが使っているパソコンのディスプレイにも
カメラが乗っかっています。(あまり使いませんが…)
こういったカメラなどのイメージセンサーが、
テレビやディスプレイに付いていると、
ふと『監視されているような』気分になることがあります。
同じような気分になった方も多いことでしょう。
このような『監視感』を解決するディスプレイが米国で特許申請されたので、
今回はそれを紹介したいと思います。
※ 画像をクリックすると、申請内容の全文PDFが見れます。
この米国特許出願に開示された発明では、
テレビやディスプレイの上部にカメラ(イメージセンサー)を搭載し、
そのカメラを使うときには、
『突き出た状態』にセットし、
カメラを使わないときには、
ディスプレイの内側に『引っ込んだ状態』にセットする、
といった内容になっています。
つまり、リトラクタブル式のカメラを搭載したディスプレイということになります。
この特徴によって、
『監視されている』感からユーザが解放され、また、
カメラが引っ込むことで、
ディスプレイのデザイン性(外観)を損ねないようになるのだとか。
そのうち、
カタツムリのツノみたいに出っ張ったり・引っ込んだりするカメラが
テレビやディスプレイに備わるようになるかもしれません…。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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