iOSの『マップ』アプリは将来こうなる
弁理士の富田です。
さて、iPhoneの地図アプリとしてGoogleマップを使われている方も多いと思いますが、
今日は、iOSの『マップ』アプリについての話題です。
アップルが2011年に米国で申請した特許出願によれば、
iOSの『マップ』の機能には、
次のようなナビゲーションが組み込まれることが予想されます。(予想というか期待です…)

アップルの米国特許出願 (USPTOより引用)
上の画像で、手前側に描かれているのはiPhoneですね。
その画面には、カメラ前方の市街地の様子が表示され、
さらにその背景画像の上には、ルート案内などが合成表示されています。
このアップルの米国特許出願の内容によれば(申請内容の全文PDFはコチラ)、
その申請内容の概要というのは、
・現在位置の様子を端末に付属のカメラで撮影し、
・その画像を端末のディスプレイに表示し、
・端末の現在位置とカメラの向きを計測し、
・撮影した画像上に目的地までのルート案内などを合成表示する、
といった内容になっています(ざっくりと言って)。
つまり、拡張現実を利用したナビゲーションといった感じです。
これが実現したら、スマホで前方を撮影しながら歩く人が多くなりそうです。(危ない!)
5年くらい先には実現してほしいですね。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
- 国際弁理士事務所 代表弁理士
- ■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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