『クロワッサンたい焼き』は商標権と実用新案権が取得済み
弁理士の富田です。
昨日、東京の葛西で買った『クロワッサンたい焼き』、
はじめて食べましたが、これは想像よりも美味しいもでした。
食べた感想としては、『これはそのうちマネする人が出てくるだろう…』といった感じです。
ということで、今日の記事は、
2014年2月3日の記事に続いて、再び『クロワッサンたい焼き』です。
2014年2月3日の記事では、『クロワッサンたい焼き』が未だ特許申請されていないと、
書きました。
それから、約3か月経って、少し状況が変わっているようですので、
あらためて『クロワッサンたい焼き』に関する知的財産の状況について
書いてみたいと思います。
まず商標ですが、
下に示す『クロワッサンたい焼き』の画像全体が、2014年2月28日に登録となりました。
権利内容の全文PDFはコチラ。
前回書いた記事の直後の商標登録ということになります。
本来であれば、
『クロワッサンたい焼き』というネーミングだけでの商標登録が望ましいといえますが(ただし登録可能性は極めて低いです)、
上記のようなデザイン的な画像での商標登録となりました。
次に、実用新案について。
クロワッサンたい焼きが、2014年3月5日付けで『型焼き菓子』という名称で実用新案登録されました。
権利内容の全文PDFはコチラ。
ということで、
『クロワッサンたい焼き』の保護する知的財産権が揃い始めましたので、
これから、クロワッサン生地を使って『アン入り焼き菓子』を作る方は
それなりの注意が必要だといえそうです。
本日もお読みいただいて有難うございました。
虎ノ門 富田国際特許事務所
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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