スマホにも『折り畳み式』の時代が到来するのか…
弁理士の富田です。
近年、折り畳み可能な『フレキシブル・ディスプレイ』に関する特許が
数多く申請されており、
近い将来には、これを採用した
折り畳み可能なスマホが数多く登場するものと考えられています。
今回紹介する米国特許出願には、
そのような『折り畳み式スマホ』の一例が開示されています。
※ 画像をクリックすると、申請内容の全文PDFが見れます。
見てのとおり、この米国特許出願では、
二つ折り財布のように折り畳み可能なスマホについて
特許申請されています。
この折り畳み式スマホは、
フレキシブルディスプレイを搭載しており、
また、スマホ本体のU字状湾曲部(本体の折れ曲がる部分)には、下の図に示すような、
巻きす(巻きずしを作るときに使うスダレ状の道具)のような構造が採用されています。
このような巻きす構造とフレキシブルディスプレイを併用することで、
スマホを折り畳むことが可能になるわけですね。
先日発表されたiPhone 6 では、
製品販売後に、折れ曲がることが発覚し、色々と話題となりましたが、
近い将来、スマホが折れ曲がることは、
『欠陥』ではなく、スマホが持つ機能の一つになりそうです。。。
本日もお読みいただいて有難うございました。
Author Profile
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■ 1997年より国際弁理士事務所にて、主に、米国・欧州・日本における知的財産権業務に従事。
■ 国内および外国のオフィシャル・アクションへの対応、外国法律事務所へのインストラクションなどを担当。また、米国やドイツのクライアントからの日本向け特許出願の権利化業務を担当。特許の権利化業務のほか、特許権侵害訴訟や特許無効審判、特許異議申立、口頭審理対応、侵害鑑定の業務も担当。訴訟業務では、特許権侵害訴訟のほか、特許無効審判の審決取り消し訴訟を経験。
【所属団体】 日本弁理士会,日弁連 法務研究財団
【専門分野】 特許、商標、意匠、不正競争防止法、侵害訴訟など
【技術分野】 機械、制御、IoT関連、メカトロニクス、金属材料、金属加工、建築土木技術、コンピュータ、ソフトウェア、プラント、歯科医療機器、インプラント、プロダクトデザイン、ビジネスモデル特許など。
【その他の活動】
■ 2013.09.17 セミナー講師: 東京メトロポリタン・ビジネス倶楽部 「職務発明の取り扱い」
■ 2014.04.19 テレビ出演: テレビ朝日 「みんなの疑問 ニュースなぜ太郎」
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